父であり男の子でもあるハッピーライフ

お父さんです。だけど涙が出ちゃう。男の子だもん。

やっときゃよかった防災準備!と、ならないために普段からできる日常的な防災「ローリングストック法」の我が家での実践例

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※このブログは、防災の準備について書いたものです。

 

 台風21号で被災された方々、また、北海道地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

  一刻も早くライフラインが復旧し、必要な物資が必要な方に届き、穏やかな暮らしに戻られますことをお祈りいたします。

 

私は、現在大阪在住ですが台風の被害はなく幸いにも無事に過ごさせて頂く事ができました。

 

私は、中学生の頃に阪神淡路大震災を経験し、社会人になって関東で生活している時に東日本大震災の経験もしました。

したがって防災意識はあるほうですが、過去に備蓄したものは、

・気合を入れて揃えたものはいつのまにかどこへやら

・いざ開けてみると消費期限がかなり過ぎてしまってゴミに

と、いったことが重なり、その結果、我が家なりに極力無駄のない防災準備をするようになりました。

 

決して大したことはしていませんが、大事なのは防災意識を薄くとも日常的にもっておく事。また、それを家族と共有しておくことだと考えています。

 

天候不順は、今後も続くことを想定しておかなければならない時代です。

私の実践例がもしかしたらどなたかのお役に立てるなら幸いにと、また、自戒の念も込めて以下にまとめさせて頂きます。

 

無理なく、無駄なく日常的に取り組めて維持できることは、

・断水、停電、停ガス、への備え

・食料確保(2週間分)

・自家用車のガソリンは常に半分以上~満タンを保つ。

 

これらを継続する上で、備蓄したものを無駄にしない取り組みが、

備蓄品を普段から使用してなくなったら新たに補充する方法

「ローリングストック法」です。

 

↓以下の順でお話しさせて頂きます。

 

【断水、停電、停ガスへの日常的な備え】

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1.断水への備えと無駄にしない取り組み

断水に備えるもの

・軟水ミネラルウォーター6本入 3~5箱(4人家族で約3日分)

小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、軟水のほうが良いです。軟水はマグネシウムの含有量も少なくお腹にも優しいため、赤ちゃんや小さな子どもに適しています。硬水はマグネシウムが多く含まれていて、胃腸に大きな負担がかかってしまうため、子どもの飲用としては適していません。国産は、ほとんどが軟水ですが一部のアルカリイオン水にはph値の高いものがありますからご注意ください。

 

ちなみに大人1人につき、1日2~3Lの飲料水が必要(食品含有量込み)とのこと。

試算すると仮に1日2L必要として

大人1人2L×1本(1日)×14日(2週間)=14本(2L)×4人(家族人数)

2Lで56本(1家族)=約10箱(2L6本入)!!

 …どこにおくねん、、、な量ですので我が家は3〜5を目安にしています。

※我が家では、災害直後から情報の錯綜が一旦落ち着く3日目ぐらいまでは自力で賄う、とりま3日分の量、で割り切ってます。

 

無駄にしない取り組み

冬場は必ず鍋物をするので、そこで随時使用していきます(水が良いと鍋も美味しいですから、お出汁の一種だと思えば決して高いものではないです)。

最低でも4ケースはフルの状態を保ち、使用すれば買い足していきます。

ポイントは、すぐ使える場所に1箱は必ず置いておくこと。使う習慣をつくること

他にお風呂の湯舟は溜めておくのも大切ですね。

(特にトイレの流し用として:断水時はバケツで流す)

 

 

2.停電への備えと無駄にしない取り組み

停電に備えるもの

・懐中電灯3つほど(玄関、寝室、リビング)とそれぞれの型の乾電池

・ランプとローソク(ランプ用燃料)地震の場合は周辺のガス漏れに注意!また、ローソク自体は裸で使うと火災の原因になります。

東日本大震災のときには、計画停電(使用電力を抑えるために1日の内ランダムで2~3時間地域別に停電する)が数週間続き、乾電池を確保するのに苦労しました。なので、乾電池の型が異なる懐中電灯もあった方が良いです。

 

・携帯の簡易充電器

※被災後は情報が錯綜し、精神的にも不安になるためスマホを使用する時間が増えます。あっという間に充電は無くなります。必ず電池式か車で使える充電器は必要です。

 

無駄にしない取り組み

懐中電灯は、それぞれの部屋に手が届くところにあれば結構な頻度で使います。隙間に物を落とした時や、家族が寝ている場所に立ち入る際など。

ランプ(ローソク)は、家族の特別な日などに装飾照明として使うと良いです。子供達は喜んで使います。

 

3.停ガスへの備えと無駄にしない取り組み

停ガスに備えるもの

・カセットコンロ、ガス

※特にオール電化のご家庭は、ガスを多めにストックされたほうが良いです。

 

無駄にしない取り組み

水と同じで冬場は必ず鍋物をするので、そこで随時使用していきます。

ガス缶は使用すれば買い足していきます。

※キャンプで使用する手段もありますが、最近は事故が増えていますので外気温や使用時間、上に置く鍋のサイズなどにも注意が必要です。

↓参考:日本キャンプ協会「安全なキャンプのために」

http://www.camping.or.jp/download/safety7_PDFfile1.pdf

 

 


【食料確保(2週間分)】

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「ローリングストック法」を一番発揮するのが食料です。

缶詰、カップ麺、レトルト商材、即席白米など現在では色んな食料が簡単に手に入れられます。

特にご家族に食物アレルギーがある方は、ご家族に合わせた食料を備えて置くことをお勧めします。そういった食材は安い時に箱買いしておきましょう。避難所で食料は選べません。

 

食べる量も家族によって様々なので、普段から防災用食料も献立の一部に組み込んで好みを増やす、というイメージで楽しみながら取り組むことが継続するコツです。

例えば、

普段の生活で忙しくて疲れている時は、調理が億劫になります。

そんな時に外食や惣菜で済ませているのなら “被災時の訓練だ!” と、言い聞かせて

備蓄したレトルトやカップ麺で済ませれば罪悪感もありませんし経済的です。

本当に被災した時は、パンなどの常温品よりも “温かいもの” を食べたほうが落ち着きます。)

 

継続するコツをまとめますと、

・食べたいもの、食べさせたいものを安い時に箱買いストック

・普段の生活で調理が面倒な時に、“被災時の訓練!”と称して消費

・このことを家族共有の楽しみにする(継続するには仲間が必要です)

 となります。

 

 

 【ガソリンは常に半分以上】

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 東日本大震災で苦労したことの一つがガソリン不足でした。国内の備蓄量は十分にあったのですが、人々がパニック状態になり、次第に様々なものを “買い占める” 行動に走りました。どこかの小さな噂が一気に広がり、ガソリンもその影響を受けました。

 どこのガソリンスタンドも2時間以上の待ち(渋滞)はざらで、瞬く間に供給量が追いつかずに閉店。という日々が2週間ぐらい続きました。

 

 車は、移動手段の他、停電時には暖を取ったり、携帯を含むポータブル機器の充電にも使えます。先の熊本地震では、夜の余震を警戒した車中泊というのも増えました。

 

 以降、私は妻との約束事として、ガソリンが半分になったら給油することを継続しています。

 

 

 【家族のルール作り】

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私は仕事上でも全国に取引先があった関係で、震災後は直ぐに現地に向かうことが多く、様々な被災状況や被災者の生活を目の当たりにしてきました。

 そのような経験から、

ライフラインの遮断(停電、停ガス、断水)

・輸送物資の停滞(物資の不足、善意による無断の支援物資が起こす混乱)

・被災地を狙った集団的犯罪(空き巣、強盗、強姦)

といった留意点はすぐに頭に浮かびます。

 

 今回は、その中の一部として備蓄にスポットを当てた「ローリングストック法」を我が家で取り組んでいる例を挙げました。しかし、これだけでは当然不十分です。

ご家族に赤ちゃんがいればオムツやミルクが必要ですし、女性には授乳中に必要なものや生理用ナプキンなど男性では気付きにくい物資も震災では不足します。こういったものは、一度はご家庭でリストアップされると良いです。

 

また、近年は集団的犯罪が本当に増加しました。もう、恒常的になりつつあります。手慣れた連中が被災地を狙っているのです。これをお読みの方にあまり恐怖心を掻き立てたくないのですが確かなことです。被災地では、できるだけ女性や子供を1人にしてはいけません。ちょっとそこまで、の距離でもです。

 

不安要因をあげれば本当にきりがないです。

 

備蓄や準備にも「これぐらいの量」という目安はありますが正解とは言いきれません。

いつ、どんな状況で、どこが被災するかは誰にもわかりません。

それよりも、今、無事に暮らせているのであれば、その現状に感謝し、ご家族や近しい人達と、今の自分達が無理せずに続けられる防災をそれぞれでご検討ください。

 

 

 

今回ご紹介させて頂いた、「ローリングストック法」のように、

備蓄したものを日常生活で積極的に活用する、という行動自体が “日常的な防災”

であることを認識していただければ幸いです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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